日帰り手術

昼から手術をして夕方には帰れます。
以前は入院が必要な手術でしたが、手術技術の進歩により、日帰り手術が可能になったものがあります。

 

慢性副鼻腔炎、鼻たけ

片側ずつ内視鏡にて、鼻たけで閉鎖したトンネルを広げる手術です。マイクロデブリッターという吸引ドリルを用いて鼻たけを除去していきます。

[術前]

[術前]
[術後]
[術後]

 

慢性中耳炎、鼓膜穿孔

顕微鏡下にて、鼓膜の穴を閉じる手術です。閉鎖材料は耳うらの自分の組織を用います。

[術前]
[術後]

 

滲出性中耳炎

鼓室内に貯留した液を除去して、鼓膜穿孔部分にチューブを留置します

[術前]

[術後]

 

アレルギー性鼻炎

内視鏡を使用しながらレーザー光線で鼻の一部の粘膜を焼灼する手術です。鼻閉、鼻漏を改善する治療法です。複数回の治療が必要です。

 

肥厚性鼻炎、鼻づまり

鼻閉を訴える患者さんに対して、鼻の粘膜下の骨を削除する手術です。


鼻中隔彎曲症

鼻閉を訴える患者さんに対して、鼻の真ん中の壁をまっすぐにする手術です。


鼓膜切開(オトラムレーザー使用)


当院では、炭酸ガスレーザーによる鼓膜切開装置オトラムを導入しました。

適応:
①中等度から高度の急性中耳炎
②治りにくい滲出性中耳炎

目的:
①貯まっている膿や滲出液を出す
②鼓室粘膜のむくみが治るまで、換気穴を開けておく

メリット:
①レーザーなので一瞬で痛みが少ない
②メス切開より穴が長く開いているので再発率が少ない
③高額なチューブを入れる必要がない
④幼児から可能で、入院、全身麻酔する必要がない
⑤内耳、中耳への影響がない
⑥治療期間が短縮する

麻酔液を浸した綿球を10分間、耳の中に入れた後、鼓膜をテレビに映しながら、レーザー光線で鼓膜に穴を一瞬にして開けます。


レーザーで穴を開ける前の鼓膜中に液が貯まってます。  レーザーで穴を開けた後の鼓膜中の液を吸い取りました。

過去7年間の日帰り手術の実績

手術術式 2009~2017 2018 2019 2020 2021
副鼻腔炎内視鏡手術 262 35 24 26 24
鼻中隔矯正手術 96 21 5 14 15
粘膜下下鼻甲介切除術 210 42 10 28 30
翼突管神経切除術 2 0 0 0 6
アレルギー性鼻炎レーザー手術 140 4 3 1 2
術後性上顎のう胞摘出術 28 2 0 0 0
鼓膜形成術 25 0 0 0 0
鼓膜チュービング 73 2 8 1 2
鼓膜切開術 319 10 10 2 5
その他 72 4 10 6 6
合計 1227 120 70 78 90

 


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お知らせ

2024年6月の診療報酬改定に伴い、当院では以下の施設基準を満たしております。

・医療情報取得加算
・医療DX推進体制整備加算
・外来感染対策向上加算
・外来・在宅ベースアップ評価料(I)

2024年6月より算定が変わりますので明細書をご確認ください。 詳しくは「院内掲示一覧」をご覧ください。